常滑競艇場の特徴

常滑競艇場の特徴の画像

公式サイトが明記していること

BOATRACE公式サイトの競走場紹介は、常滑競艇場について「水位は自動制御のため、潮位の変化はない」と明記しています。
時間帯によって水位が上下することを、予想の前提にしなくてよいということです。

一方、公式ページには風向きの傾向や水面の形状についての詳しい記述が見当たりません。
当サイトでは、公式で確認できない水面の情報は扱わず、以下では公式の場別データ(集計期間2026年6月1日〜8月31日)から分かる特徴だけを紹介します。
数値はコース(スタート時に実際に入った位置)別で、号艇番号どおりのコースに入る枠なり進入のレースであれば、1号艇=1コースです。

特徴1:1コースの勝ち方は逃げに集中している

1コース(いちばん内側のコース)の1着率は61.1%です。
1コースが勝ったレースのうち96.5%が逃げ(1コースの艇が1マークを先頭で回り、そのまま1着になる勝ち方。
1マークはスタートしてから最初に回るターンマーク)、3.4%が抜き(1マークを回った時点では先頭でなかった艇が、その後の周回で前を抜いて1着になる勝ち方)で、それ以外の決まり手(1着になった艇の勝ち方の分類)は0.0%でした。

1コースはいちばん内側にいるため、さらに内側を突く差しや、外から回り込むまくりで勝つ形はもともと起こりにくい位置です。
そのうえで常滑の数字を見ると、1コースが勝つレースのほとんどは「1マークを先頭で回ったレース」だと分かります。

特徴2:コースごとに主役の決まり手が違う

1コース以外のコースは、それぞれ中心となる決まり手がはっきりしています。

コース1着率最も多い決まり手その割合
2コース14.6%差し61.1%
3コース9.5%まくり44.7%
4コース8.9%まくり57.1%
5コース4.2%まくり差し56.6%
6コース2.1%まくり差し60.0%

「その割合」は、そのコースが1着になったレースだけを母数にした値です。
差しは先にターンする内側の艇の、さらに内側を突いて抜け出す勝ち方、まくりは内側の艇の外側を全速で回って、まとめて追い抜く勝ち方、まくり差しは外から攻めながら、内側の艇どうしのすき間を突いて抜け出す勝ち方です。

4コースは、ダッシュ勢(スタートラインの後方から長めに助走してスタートする艇。
通常は4〜6コース)のいちばん内側にあたる「カド」、3コースはそのすぐ内側の「カド受け」にあたるのが通常です。
まくりが中心になるのは、このカドとカド受けの2つのコースです。
5コースと6コースは1着の回数そのものが少ないため、割合は少ない結果で大きく動く点に注意してください。

特徴3:1コース以外の勝ちは約4割

2〜6コースの1着率を単純に足すと39.3%です(当サイトの計算値)。
1コースの逃げが土台にありながら、約4割のレースは1コース以外が勝っています。
その中身を、全レース比の概算(1着率×決まり手の割合。当サイトの計算値)で見ると、2コースの差し約8.9%、4コースのまくり約5.1%が大きな割合を占めます。

まとめ

常滑競艇場は、公式サイトによると潮位の変化がない水面です。
公式の場別データからは、「1コースの勝ちは逃げにほぼ集約される」「1コース以外はコースごとに主役の決まり手が分かれる」という2つの特徴が読み取れます。
詳しい数値はコース別データ、隊形ごとの考え方はスタート・進入傾向、コースごとの扱い方はコース別攻略にまとめています。