固さ・荒れ傾向

常滑競艇固さ・荒れ傾向の画像

1着率61.1%をどう見るか

BOATRACE公式サイトの集計(2026年6月1日〜8月31日)で、常滑の1コース(いちばん内側のコース)の1着率は61.1%でした。
おおよそ5レースに3レースは、イン(1コース)が勝っている水準です。数値はコース(実際に入った位置)別で、号艇番号どおりのコースに入る枠なり進入なら1号艇=1コースです。
さらに、1コースが勝ったときの96.5%は逃げ(1コースの艇が1マークを先頭で回り、そのまま1着になる勝ち方。
1マークはスタートしてから最初に回るターンマーク)で、インが勝つレースの形はほぼ決まっています。

2〜6コースの1着率を単純に足すと39.3%です(当サイトの計算値。6コースの合計が100.4%になる関係で、100%から61.1%を引いた値とは少しずれます)。
つまり約4割のレースは1コース以外が勝っています。
「インが勝つときの形は固いが、取りこぼしも約4割ある水面」というのが、数字から言える範囲です。

約4割の中身

1着率と決まり手(1着になった艇の勝ち方の分類)の割合を掛け合わせた概算(当サイトの計算値)で、1コースの逃げ以外の勝ち筋を大きい順に並べると次のとおりです。

  • 2コースの差し(先にターンする内側の艇の、さらに内側を突いて抜け出す勝ち方):全レース比で約8.9%
  • 4コースのまくり(内側の艇の外側を全速で回って、まとめて追い抜く勝ち方):全レース比で約5.1%
  • 2コースのまくり/3コースのまくり:それぞれ全レース比で約4.2%

4コースは、ダッシュ勢(スタートラインの後方から長めに助走してスタートする艇。
通常は4〜6コース)のいちばん内側にあたる「カド」です。
カドが勝ったレースの57.1%がまくりで、まくりの割合は6コースの中で最も高くなっています。

1コースが勝つときの「逃げ以外」は3.4%

1コースが勝ったレースのうち3.4%は抜き(1マークを回った時点では先頭でなかった艇が、その後の周回で前を抜いて1着になる勝ち方)でした。
全レース比では約2.1%です(当サイトの計算値)。
1マークで先頭を取れなかった1コースが、その後の周回で1着まで届いた例は、数としてはわずかだということです。

「荒れ」を考えるときの注意

当サイトの手元にあるのは、コース別の1着率と決まり手のデータだけで、配当や2着・3着の情報は含まれていません。
そのため、「何レースに1回は高配当」「こういう日は荒れる」といった言い方はしていません。
1コース以外が勝つ約4割を予想に入れるときは、次の2点を当日に確かめるのが現実的です。

  • 進入:各艇が実際に何コースに入るか。前づけ(外枠の艇が内側のコースを取りにいく動き)があると、号艇とコースが一致しなくなります
  • スタートの様子:出走表(レースごとの出場選手と成績が載った表)の平均ST(スタートの基準となる時刻から何秒遅れてスタートラインを通過したかの平均。0に近いほど早い)と、展示航走(本番の直前に行われる試し走り)のスタート練習で、1コースと2コース・4コースのどちらが先に出そうかを見る(詳しくはスタート・進入傾向と展示の見方)

まとめ

常滑は、1コースの1着率61.1%・勝つときの逃げ96.5%という堅さが土台です。
ただし約4割のレースは1コース以外が勝っており、その中心は2コースの差しと4コースのまくりです。
配当の情報は扱っていないため、「荒れる日」を決めつけるのではなく、進入とスタートの様子を確かめてから外のコースを検討しましょう。

出典:BOATRACE公式サイト|常滑ボートレース場データ(集計期間2026年6月1日〜8月31日)